実践ガイド
海外・多言語サイトのGEO。言語ごとにAIへ正しく届ける
先に結論
海外向けや多言語のサイトでAIに見つけられるには、3つを押さえます。言語と地域を正しく伝える(hreflang)、翻訳の質、言語ごとの一次情報。
直訳しただけのページは、その言語圏のAIに引用されにくい。土台(クロール許可・読めるHTML・明快な答え)は世界共通ですが、言語ごとの作り込みが効きます。
1. hreflangで言語・地域を伝える
同じ内容を複数言語で出すなら、どのページがどの言語向けかを明示します。<head> に各言語版へのリンクを並べます。
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/ja/page/" />
<link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/page/" />
<link rel="alternate" hreflang="zh-Hant" href="https://example.com/zh/page/" />
<link rel="alternate" hreflang="x-default" href="https://example.com/" />
x-default は、どれにも当てはまらない場合の既定。これで、検索エンジンもAIも「この言語にはこのページ」と判断しやすくなります。
2. 翻訳の質と一次情報
機械翻訳をそのまま出すと、不自然な直訳や、文脈のズレが残ります。その言語圏のAIは、こなれていない文や、現地の文脈に合わない内容を引用しにくい。
- 翻訳後に現地の視点で手を入れる
- その言語圏ならではの一次情報・事例を足す(E-E-A-Tは言語を問わず効く)
- 用語や単位、固有名詞を現地仕様に
直訳の量産は、コアアップデートでもAI検索でも弱い。言語ごとに「その国の読者に向けた一次情報」を意識します。
3. 国ごとの検索事情
国によって、主要な検索エンジンやAIの利用状況が異なります。たとえば中国は独自のエコシステム、欧米はBing経由のAI検索の存在感が大きい、など。
ただし土台は共通です。クローラーを通し、本文がHTMLで読め、明快に答える。そのうえで、ターゲット国で使われる検索・AIに合わせて計測し、調整します。
よくある質問
Q. 多言語サイトの注意点は? 言語と地域の対応をhreflangで正しく伝える、機械翻訳の質、言語ごとの一次情報。直訳だけのページはその言語圏のAIに引用されにくい。
Q. 機械翻訳のページでも引用される? 翻訳の質次第。不自然な直訳や文脈に合わない内容は引用されにくい。翻訳後に現地視点で手を入れ、一次情報を足す。
Q. 国によって対策は変わる? 変わる。主要検索エンジンやAIの利用状況が国で異なる。ただし土台は世界共通。
多言語は「翻訳して終わり」ではありません。言語ごとに、正しく対応を伝え、現地の一次情報を添える。そこまでして、各言語圏のAIに見つけてもらえます。