実践ガイド

AI検索の入口は、実はBingだった。Bing Webmaster Tools登録の手順

先に結論

AI検索で見つけられたいのに、Bingを放置しているサイトが多すぎる。

理由はシンプルで、ChatGPTやCopilotが回答を作るとき、参照しているのはBingのインデックスだから。DuckDuckGoもEcosiaも裏側はBing。つまりBingに載っていないサイトは、その先のAI検索からも見えにくい。

Googleの順位だけを追いかけている担当者は、ここで流入の大きな入口を見落としている。まずやることは、Bing Webmaster Toolsへの登録。無料、10分。


なぜBingがAI検索の土台なのか

検索エンジン単体のシェアで見ると、Bingは小さく見える。だから後回しにされる。

でも視点を変えると景色が変わる。**Bingのインデックスは、いくつものサービスの「共通の土台」**になっている。

  • DuckDuckGo、Ecosia などのプライバシー系検索 → Bing系
  • Microsoft Copilot → Bing
  • ChatGPTのブラウジングや検索機能 → 参照元の多くがBing

当社の運営メディアで、流入の内訳を実測したらこうなった。

Bing(DuckDuckGo・Ecosia等を含む)約78%/AI検索(ChatGPT・Copilot・Perplexity)約8%/Google約8%

GA4実測 ── VEIL / masanosuke.net|流入ソース 2026-04-30〜05-29(セッション)
Bing系78%
AI検索8%
Google8%
Direct3%
その他3%

Googleはわずか8%。残りはBingとその先のAI。Bingを取ったら、AI検索までついてきたわけだ。これは特殊な例ではなく、AI検索時代の構造そのものだと考えている。


Bing Webmaster Tools 登録手順(無料・10分)

  1. Bing Webmaster Tools にアクセスし、Microsoftアカウントでサインイン
  2. サイトを追加。ここで2通り選べる
    • Google Search Consoleからインポート(GSC設定済みなら最速。サイトとサイトマップを一気に取り込める)
    • 手動で追加(URLを入れ、所有権を確認)
  3. 所有権の確認。GSC連携なら自動。手動ならHTMLファイル設置、metaタグ、DNSのいずれか
  4. サイトマップを送信(例:https://あなたのドメイン/sitemap.xml)
  5. 数日後、インデックス状況とクエリが見えるようになる

GSCからのインポートを使えば、Googleで一度やった設定をほぼ流用できる。ゼロからやる必要はない。


登録したら最初に見る2つ

インデックス済みページ数。 自社の主要ページがBingに載っているか。ゼロに近いなら、AI検索からも見えていない可能性が高い。サイトマップ送信とURL登録で改善する。

検索クエリ。 Bing経由でどんな言葉から来ているか。Googleと顔ぶれが違うことが多い。Bingで戦えるキーワードが見えてくる。

ちなみにBingにはURLを直接通知する機能(IndexNow対応)もあり、新規ページの反映が速い。Googleより素直にインデックスされる感触がある。


Googleで消耗する前に、空いている入口を取る

大手がGoogleの一等地で殴り合っている。そこに新規や中小が正面から挑むのはしんどい。

一方でBingとAI検索の入口は、まだ競争がゆるい。先に押さえれば、長く居座れる。 派手さはないが、費用対効果でいえばここが一番おいしい。

Googleの順位を1つ上げる努力の前に、まずBingに載っているか。10分で確認できる。


よくある質問

Q. Googleで上位なら、Bingでも自動で上位? ならない。アルゴリズムが別。Googleで埋もれていてもBingで上位を取れることがあるし、逆もある。だから別途見る価値がある。

Q. Bingの集客規模は小さいのでは? 検索シェア単体では小さくても、DuckDuckGo・EcosiaなどのBing系や、ChatGPT・CopilotのAI検索がBingのインデックスを参照する。Bingを押さえるとその先のAI流入まで届く。

Q. 登録に費用や専門知識は要りますか? 無料で10分。Google Search Consoleからインポートできるので、Google側が設定済みならさらに簡単。

AL

AIO Lab 主筆

広告運用 × データ分析のマーケター(40代・エンジニア出身)

Meta・Google・TikTok広告のインハウス運用が最も得意。ROAS・CPA起点の高速PDCAで伸ばし、広告と検索(SEO・GEO)の両面から集客を設計します。強みはデータの「見える化」——GA4・BigQuery・日次広告レポートで、数字を判断に変えること。大手予約サービスのマーケ部長を経て、現在はD2Cスタートアップでマーケ/データ責任者。複数の自社メディアを運営し、Bing・AI検索の流入を実データで検証しています。数値はすべて実測、出典のないデータは扱いません。運営者について →

AI検索の実践知

AIに見つかる構造を、実データから設計する。

ChatGPTやBing経由で実際に流入を取った一次データから、AIに見つけられるサイトの条件を発信しています。

実証事例を読む 記事一覧へ