実践ガイド
音声検索とSpeakable。AIアシスタントに『読み上げられる』ための設計
先に結論
スマートスピーカーやAIアシスタントは、答えを「読み上げ」ます。このとき選ばれるのは、耳で聞いて一度で分かる、短く明快な答えです。
Speakableという構造化データで「ここを読み上げて」と指定する方法もありますが、まだ実験的。それより効くのは、読み上げて意味が通る文章を本文に置くこと。両方を整理します。
Speakable 構造化データ
Speakableは、ページ内の読み上げに適した部分を、CSSセレクタやXPathで指定します。要約・結論など、抜き出して読んでも意味が通る箇所を示します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"speakable": {
"@type": "SpeakableSpecification",
"cssSelector": [".mini-answer", ".key-takeaways"]
},
"headline": "記事タイトル"
}
</script>
この例では、.mini-answer(要点)と.key-takeaways(まとめ)のクラスを読み上げ候補に指定しています。本文側にそのクラスの要素を置きます。
<p class="mini-answer">GEOとは、生成AIに引用されるための最適化です。</p>
ただし、Speakableは対応が限定的で、入れたから必ず読まれるものではありません。仕上げの一手と捉えてください。
音声で読み上げられやすい文章
Speakableより本質的なのは、文章そのものです。耳で聞いて分かる文を書く。
- 一文を短く — 長い修飾の連なりは、聞くと迷子になる
- 結論を先に — 結論先出しは音声でも効く
- 専門用語に頼りすぎない — 聞いて分かる言葉に
- 数字や固有名詞は明確に — 曖昧だと読み上げで伝わらない
「この文を声に出して読んで、一度で伝わるか」。これが音声検索の文章基準です。
土台は同じ
音声でもテキストでも、AIが引用するための土台は変わりません。クロールを許可し、本文がHTMLで読める状態にし、明快に答える。Speakableは、そのうえでの仕上げです(優先順位)。
よくある質問
Q. Speakableとは? ページ内の読み上げに適した部分をAIや音声アシスタントに伝えるschema.orgの指定。要約や結論など読み上げて意味が通る箇所を指定する。
Q. Speakableを入れれば音声で読まれる? 保証されない。まだ実験的で対応も限定的。短く明快な答えを本文に置くことのほうが効く。
Q. 読み上げられやすい文章とは? 一文が短く、結論が先にあり、専門用語に頼りすぎない文章。耳で聞いて一度で理解できるかが基準。
音声検索は、文章を「聞いて分かるか」で試します。短く、結論から、聞いて伝わる言葉で。Speakableはその仕上げ。まず本文を、声に出して確かめてみてください。